特 集
日本学生選手権水泳競技大会 女子総合優勝2連覇
水泳部
徳永 彩花 Tokunaga Ayaka
経済学部4年 主将
10月7日(木)~10日(日)に開催された第97回日本学生選手権水泳競技大会(以下インカレ)にて、個人・団体両種目で好成績を記録した水泳部女子チーム。昨年に続いて史上7校目となるインカレ女子総合優勝2連覇を成し遂げた。
徳永彩花主将(経済学部4年)は「これまで“総合優勝2連覇”を使命として練習に励んできた。2連覇こそが周りの方々へ恩返しになるので達成できて嬉しい」と振り返った。
総合優勝2連覇までの道のり
昨年度、先輩方が残してくれた総合優勝の偉業を引き継ぎ、女子総合優勝2連覇を目指せる唯一の大学として、歴史を繋ぐ想いで始動したという。
インカレはエントリー出場者の総合得点を競うため、総合優勝には個々の実力と高いチーム力を求められる。
神奈川大学水泳部は「ひとりの結果を全員で出しに行く」をスローガンに、チームの士気を高め練習に励んできた。
徳永主将は「日本一の目標があったから、練習で辛く挫けそうになる時もお互いに声をかけ乗り越えられた」と話し、目標に向かって支えあうチームワークは他大学には負けない強みだという。
大差を逆転し優勝を掴む
今年度のインカレは、どのチームが勝つか分からない僅差の優勝争いになると言われてきた。
初日は、日本大学に表彰台を独占されるなど40点の大差が付いたが、チームは決して落ち込むことなく、日本一を取る気持ちはブレなかったという。
当時のチームについて徳永主将は「結果が出ない時もみんなでカバーし合い、常に前向きに取り組んできた。徐々にチームの雰囲気が良くなり、みんなで日本一を目指せた」と振り返る。
大会の最終日まで各選手がベストプレーを尽くすと、チームは2位と70点近くの大差をつける圧勝で悲願の2連覇を達成した。
3連覇を託す後輩たちについて
インカレ女子総合優勝2連覇の有終の美を飾り引退する徳永主将。しかし、これまでは主将としてレース結果で引っ張ることができず、チームに貢献できず悩んだ日も多かった。
それでも後輩たちは慕ってくれ、チームは支え合いながら、日本一まで頑張り抜いてくれた後輩たちには感謝の気持ちで一杯だという。
これから3連覇を目指していく後輩たちについて「これから沢山の壁はあるが、目標にブレることなく思い続ければ必ず結果が出るので、最後まで自分を信じて頑張ってほしい」とメッセージを送った。
取材後記
神奈川大学水泳部で過ごした時間を「人生の財産」と語ってくれた徳永主将。これまでチームメイトと過ごし掴んだ日本一はかけがえのないものだったという。きっと徳永主将ら4年生が残した大きな功績は、貴重な財産として後輩たちの心に刻まれ、来年の飛躍に繋げてくれるはずだ。