特 集
プロ野球ドラフト 横浜DeNAベイスターズ 6位指名
硬式野球部
梶原 昂希 Kajiwara Koki
人間科学部4年
10月11日(月)に開催されたプロ野球ドラフト会議にて、横浜DeNAベイスターズから梶原昂希選手(人間科学部4年)が6位で指名を受けた。梶原選手は189cm・85kgの恵まれた体格を活かし走攻守三拍子揃った大型の外野手である。
神奈川大学硬式野球部では2016年ドラフト1位入団した濱口選手以来の同球団への輩出となった。指名を受けた時の気持ちを「嬉しさと、無事に指名されてほっとした気持ちが強かったです」と振り返る。
プロ野球選手を目指すキッカケ
梶原選手は小学校から野球を始め、地元の大分県内で高校までプレーをしてきた。大学野球は、高校時代に名を馳せた選手が多く集まる関東リーグへの挑戦を求めた。
その中で、神奈川大学へ進学を選んだのは岸川監督の存在だ。梶原選手は「岸川監督は大分県まで何度も足を運んでくださり、能力や伸びしろを高く評価していただいた。次第に監督の期待に応えたい気持ちが強くなった」と入部を決めた気持ちを振り返る。
1年生の春からチームの主軸として試合に出場し、リーグ戦では首位打者獲得やベストナインに選出されるなど、順調に進んだ梶原選手がプロを意識し始めたのは1年生の冬。
きっかけは「侍ジャパン」大学代表候補選手が集まる強化合宿だという。後にプロ野球で活躍する選手たちのプレーを目の当たりし、自身が目指すレベルが明確になったと話す。
プロ野球への意気込み
梶原選手は、横浜DeNAベイスターズの印象を聞くと「若手とベテランの垣根がなく、若手選手が活躍している印象です。入れ替わりも多いので与えられたチャンスをものにしていきたい」と語った。
「走力・打撃・守備の3拍子を高いレベルに伸ばしていけるとスカウトにも評価いただいた」と話し、将来は福岡ソフトバンクホークスで活躍する柳田選手のようなトリプルスリーを目指す選手になりたいと意気込んだ。
神奈川大学硬式野球部について
11月1日(月)~4日(木)に開催された第17回関東地区大学野球選手権大会では、1回戦・2回戦ともに劇的な逆転勝ちで準優勝をつかみ、11年ぶり8度目の第52回明治神宮野球大会に出場する硬式野球部。
残りの大学野球生活を「仲間たちとの野球を最後まで楽しみたい。そして、神宮大会は優勝を目指して笑顔で締めくくりたい」と、日本一の座をかけて戦う決意を語った。
最後に「大学で野球が続けられたのも、周りの方がサポートしてくれたおかげでここまで来れた。プロになっても感謝の気持ちは忘れずに取り組みたい」とチームメイトや周囲への想いを話してくれた。
取材後記
梶原選手の試合を観戦すると、チームの中心として攻走守に活躍する姿があった。全てのプレーがダイナミックで観客を魅了する姿を、プロ野球の舞台でも期待したい。