活動トピック

全日本学生ボードセーリング選手権大会 出場権獲得
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全日本学生ボードセーリング選手権大会 出場権獲得

ウィンドサーフィン部
倉鹿野 巧 Kuragano Takumi
工学部3年 部長

 
井上 隆 Inoue Takashi
工学部2年

2021年10月2日・3日に開催されたインカレ関東支部予選会において、倉鹿野 巧選手(工学部3年)・井上 隆選手(工学部2年) をはじめとする4選手が出場し、全日本学生ボードセーリング選手権の出場権を獲得する好成績を収めた。
大会は2日間で8レースを行い、上位40名がインカレ出場権を得る。倉鹿野選手は「コンディション不良や道具トラブルなどのアクシデントがあったが、後半から流れを掴み巻き返すことができた」と語り、初日こそ18位スタートと出遅れたが、2日目には4レース中3レースを1位で通過するなど、持ち前の強さを発揮し総合6位入賞に輝いた。

五大学合同の練習

ウィンドサーフィン部は五大学合同で練習をしており、神奈川大学・神奈川県立保健福祉大学・横浜市立大学・東京海洋大学・武蔵野大学の学生が、横須賀市の津久井浜海岸に集まり、日々活動している。
合同練習は他大学選手のレベルを肌で感じることができ、練習人数が増えることで、競い合いながら、より実践的な環境で練習ができるという。
時には大会で対戦することもあるが、普段は練習パートナーとしてお互いの技術向上に励んでいる。井上選手は「良きライバルであり大切な仲間です」と語り、五大学がひとつになり学校の枠を越えて活動している。

選手たちの創意工夫

神奈川大学ウィンドサーフィン部は15名のメンバーが所属しており、大学から競技をスタートした選手が大半である。しかし、部内には指導者がいないため、選手自身が先輩やチームメイトから学び実践にて経験を積むことで、技術を培っていくという。
倉鹿野選手は「未経験のメンバーが集まっており、正解が分からない環境なので、強くなるには色々な人に聞き研究する等、自ら学ぶ行動が求められる」と話した。
得た知識をチーム内で情報共有し、ひとりの経験を全員で疑似体験するなどの工夫を凝らして選手の成長につなげており「みんなスタート地点が一緒だからこそ、努力した分だけ活躍できる」と語ってくれた。

大会への意気込み

2021年11月14日〜11月19日に開催される「全日本学生ボードセーリング選手権」では、倉鹿野選手が“優勝”、 井上選手は上位5位入賞という目標を掲げた。
ウィンドサーフィン部を活性化したいという想いで大会に臨み「高い目標を掲げ、結果を残すことで、競技に興味を持ってくれる人や、入部希望者が増えるよう道筋を作っていきたい」と語った。
目標に向かって全力を尽くすことで、個人の成績を残し、その姿を見てもらうことでチームとしてもメンバーを増やし、規模を大きくしていきたいと強く意気込んだ。

取材後記
活動する津久井浜海岸には多くのウィンドサーファーが集まり風を切って海上を駆け巡っていた。
井上選手が「生き甲斐を感じる」と語っていたが、観戦する以上に、体験してみることでより一層大きな魅力を感じることができるのだろう。