文化系だより

世代を超えた真剣勝負!
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世代を超えた真剣勝負!

将棋部
五家 冬斗 Goka Fuyuto
法学部3年 主将

 
山中 翔太 Yamanaka Shota
法学部3年 部長

関東大学将棋連盟B1級に所属する神奈川大学将棋部。昨年度に春秋2季連続で昇格を果たし、この勢いのまま、今年度はA級昇格を目指して稽古に励んでいる。
今季の意気込みについて、山中翔太部長(法学部3年)は「昨年度の昇格は先輩方の力によるところが大きかったが、本年度も更なる高みを目指し、A級昇格を達成したい」と抱負を語った。
ここ数年は新型コロナウイルス感染症の影響により、対面活動に制限があったが、五家主将は「オンラインミーティングやネット将棋を活用することで、モチベーションを高めながら経験を積んでいった」と話す。限られた環境の中でも、工夫しながら地道な努力を重ねたことが昨年の昇格に繋がった。

※関東大学将棋連盟リーグ戦はA級、B1級、B2級、C1級、C2級の5つの階級で編成される

同部は『粘り強い将棋』を特徴に勝ち抜いてきたチームである。
大会では神奈川大学が一番長く対局しており、持ち時間を使い果たすまで考え抜いた一手が、勝利への展開に繋がっていくという。
山中部長は「B1級はこれまで以上にレベルの高い勝負になる。持ち味である粘り強さで立ち向かい」と意気込んだ。

将棋の魅力は、老若男女が同じ土俵で対戦出来る競技であり、『世代を超えた真剣勝負』ができることだと五家主将は語る。「将棋のおかげで様々な世代と交流の輪が広がりました」と、課外活動以外にも将棋クラブの指導者として将棋に携わり、小さな子供やご年配者の方との対局を通じて多くの交流が生まれる楽しさを話した。
最後に「スマートフォンの将棋ゲームなどで気軽に始められるので、より多くの方に将棋を楽しんで欲しい」と想いを語った。

<取材後記>
今回インタビューを受けてくれた山中部長は入部時には未経験者であったが、現在は部長になるまでに至った。神奈川大学将棋部には努力次第で活躍出来る環境があるという。今後も粘り強い頭脳戦をみせる将棋部の活躍に期待したい。