活動トピック

海の安全を守るアスリート
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海の安全を守るアスリート

ライフセービング部
糸井 成 Itoi Naru
人間科学部2年 主将

 
吉田 絢香 Yoshida Ayaka
人間科学部2年

神奈川大学ライフセービング部は「海の安全」を守るため、日々のトレーニングに励んでいる。
糸井 成主将 (人間科学部2年)は「海での監視活動により事故を未然に防ぐことで、海水浴に訪れる方に楽しさと安全を提供したい」と語り、海で事故を起こさせないことを使命とし、活動している。
海水浴シーズン期間外は、救助活動の技術力を競う大会に参加しており、2022年1月29日(土)・30日(日)に開催された第13回全日本学生ライフセービング・プール競技選手権大会では、吉田 絢香選手(人間科学部2年)が個人2種目にて3位の成績を収め、メダルを獲得した。

メダル獲得の手応え

本大会の女子200mスーパーライフセーバー・女子200m障害物スイムで3位入賞を果たした吉田選手は「新型コロナウイルスの影響で部活動に制限があったが、練習の成果を発揮してメダルを獲れて良かった」と振り返った。
本大会の中で特に手応えがあったのは『スーパーライフセーバー種目』だ。スーパーライフセーバーは、最も過酷なプール競技であり、200mの中で40kgのマネキンを引き上げて泳ぐなど、複数の救助活動が想定されたコースでタイムを競う種目で、吉田選手は初出場ながら3位入賞を果たした。
今後は、2022年5月開催の全日本ライフセービング・プール競技選手権大会の参加に向けて始動し、日本一を競う舞台に挑戦していく。

ライフセービングの魅力

ライフセービングの魅力は、年齢に関係なく、同じ目的を持つ仲間と人助けができることである。
海辺の監視活動では、風や波の状況を把握し、海水浴客の動きに注意を払うなど、細かな目配りが事故防止に必要となる。また、ライフセーバー同士が無線機を通してコミュニケーションをとり、救助の連携を図るなど、一秒でも早く人命を助けるために様々なスキルを求められる。
糸井主将は「『見守ってくれて安心したよ』など感謝の言葉をいただくことにやりがいを感じます」と話し、今年の夏は、これまでの活動実績が評価され、監視所のリーダーを務めることが決まった。

ライフセービングの普及

最後に、今後の目標について問うと「メンバーを増やして活動の輪を広げていきたい」と話し、活動拠点とする江の島海水浴場に、神奈川大学ライフセービング部の名前を広げ貢献していきたいという。
メンバーの多くが入部当初は未経験者で、入部のきっかけは『水泳経験が活かせそう』『海が好きだったから』『日焼けがしたい』など多種多様であったが、徐々にライフセービングの魅力に惹かれ、人命救助への熱い想いが強くなったことで、実力をつけてきた。
糸井主将は「もっとメンバーを増やして、人命救助活動の範囲を広げたい」と語り、ライフセービング普及への想いを語った。

取材後記
インタビューを通して、ライフセービングというスポーツは人命救助が広く感動と感謝を生む競技であると感じた。
一秒でも早い人命救助のために、トレーニングに励む姿は、選手たちの人を救いたいという熱い想いがあると実感した。